四季の中で最も美しい景観が広がるといわれる境内の紅葉を楽しむためだ。

ここ暫くは週末フルに時間が取れないのでなかなか遠くまで走れないが、
本格的な冬の前に自転車に乗れるだけでもありがたい。
上々の気候の中、15kmほどの道程を辿って「野火止用水」の水路までやってきた。
目的地を楽しむ前に少しだけ周ってみよう。
350年の歴史を持つ「野火止用水」については以前アップしているので詳細は省略するが、
特に「平林寺」付近の風情は素晴らしい。

不思議と懐かしさを覚える風景がそこにあり、相変わらず素敵な空間だ。
その先、ゆるやかな水路は静寂の林に囲まれた「平林寺」の裏手に続いている。

落ち葉と土の路面を踏みしめながら進んで行く。
バックパックを背負って歩いているご年配の方も多く、良き散歩道だ。

「伊豆殿堀」まで追いかけたところで左に曲がって総門に向かうと、
ちょうどバスが到着した時であり、沢山の人が降りてくる。
自転車で訪れている方も多く、私も続いて拝観料300円を払って中に入ってみる。
ちなみに、総門は間口2間1尺に1丈4寸の両扉を付し、六本柱に茅葺きの切妻造りである。
石川丈山作による「金鳳山」の額も掲げられている。

左右に金剛力士を配した二層の山門である。
寛文四年(1664年)の建立されたもので楼上には十六羅漢像も安置されているとのこと。
「平林寺」は総門、山門、仏殿、中門を経て本堂まで一直線に配置された禅宗様式によって、
見事な景観が作り出されている。

「野火止用水」の分水である「平林寺堀」も確認したが、
現在は空堀となっており、往時の流れを見るためにはかなり前まで遡る必要があるようだ。

本尊の釈迦如来が安置された仏殿の周りでは鮮やかな赤色でにぎわっていた。
カメラを構えた人も多く、写真教室のようなものも開かれていた。
とにかく、境内には多数の三脚が並んでいた。

もちろん、黄色の葉も忘れてはならない。
紅葉の季節に赤色が美しく映えるのは、脇役の黄色があるおかげだ。
色づいた葉と歴史を重ねた建築物との対比が美しい禅寺であった。

光がある場所は多くのカメラマンが構える場所であった。
そこに鮮やかな赤色や黄色の彩りが加わり、一枚の絵が完成する。

「お針小屋」も趣がある場所だ。
茅葺きの上に落ち葉を載せて撮っているカメラマンもおられた。

約56haに及ぶ広大な境内林には武蔵野の面影を残した世界があり、
国の天然記念物にも指定されている。
ゆっくり散策すれば、四季折々の演出が楽しめるであろう。

さて、「平林寺」を出た後は「野火止用水」をもう少し辿ってみることにしよう。
関越道を渡ってからは「本多緑道」に入ってみる。
この辺りも雰囲気があり、こういった場所ではスポルティーフがやはり似合う。

「野火止用水」と「平林寺堀」との分岐があった。
以前、訪ねた時はうっかり見落としていたのだが、今回はしっかり確認した。
その後は水道道路に沿って流れる水路を辿っていく。
「万年橋のケヤキ」や「水車苑」などの場所では立ち止まってその様子を見たりした。
久米川辺りで時過ぎでお腹もかなり減ってきた。
ここで「野火止用水」からは離れることにし、一旦、府中街道に出て北上する。
「東村山駅」の近くにとても魅力的な店があるのだ。
「ブックオフ」がある交差点を右に曲がり、その少し先の「和み亭」を右に曲がると・・・

「キッチンひの」に到着〜♪
なんともいえない佇まいで、まるで昭和にタイムスリップしたようだ。
だが、外観だけに惹かれてここを訪れた訳ではないのだ。

中に入る前に違う角度でもう一枚。
三角の土地に建っているため、店内もちょっといびつな感じになっている。

店内はカウンター8席とテーブル2卓だけであるが、メニューは30種類以上もあり豊富である。
今回はその中から「上とんかつ定食(950円)」を頂くことにしよう。

しばらくして目の前に。
見た目は普通っぽい?いえいえ、そんなことはない。

なんといってもこのロース肉の分厚さが嬉しい。
もちろん味も(^^)な顔になる。
千円以下ではなかなか食べることはできないとんかつ定食だ。
そう、ここは外観で判断してはいけない素敵な食堂なのだ。
途中から隣に座った方の料理も美味しそうだった(次回はソレにしよう^^;)
ここはお勧めである。
多摩湖周遊路からも近いので走った後に訪れるのも良いだろう。
但し、日曜は定休日なのでご注意を。
| ●キッチンひの 東京都東村山市本町3-18-2 Tel 042-394-4334 11:30〜15:00 17:00〜21:30 日曜定休 |
満足した後は再び府中街道を北上して「航空公園」経由で帰宅。
季節を楽しみ、味を楽しみ、そして自転車を楽しんだ良い一日であった。
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走行距離:44.21km
(スポルティーフ累計距離:2243.9km)




風情があって紅葉が映えます。
用水に沿ってのポタリング、
五感で味わって来られた様子を羨ましく拝見しました。
茅葺きの山門、たしかにあまり見かけませんね。
絵になりやすいせいか、良さげなポイントは三脚だらけでしたが、
銀塩まだまだ強しといった印象がありました。
穏やかな木漏れ日が十分伝わってきますね
"キッチンひの"は知らないと入りづらい感が漂ってますねー、人の気配を感じない・・(^^)
今日は何か隠しネタは無いのかな〜
あっ、トップ写真のジャンボマックスのような体型の人!この人がxjmarinさんでしたっけ(爆笑)
平林寺は2度ほど訪れたことがありますが、都会の中の異空間という感じがします。新緑と紅葉の時期が綺麗ですね。
同じように歴史のある寺院として、この平林寺と秩父の慈光寺を比べると、その栄枯盛衰を感じます。
比較してはいけないものなのでしょうが・・。
小学校4年生の時に遠足で行きました。
茅葺の山門前で集合写真を撮った覚えがあります。
写真を拝見するとまるで時間が止まっているようですね。
ジャンボマックス、懐かしすぎます(^^;
「キッチンひの」は味わい深いものがありますので、
機会がありましたら是非お立ち寄り下さいませ〜
>Tedさん
禅寺は派手さが無い分、紅葉などの彩りがあるとより印象的になりますね。
新緑の時期は心が洗われるような感じを受けます。
慈光寺は近くのダート林道は何度か走ったことがあるのですが、
まだ訪れたことがありませんので、いずれ自分の目で確かめたいと思います。
>ハラダさん
小さき頃の良き思い出というわけですね。
そういや、自分の子供の頃の写真って久しく見ていないような気がします。
残念ながら奥武蔵の稜線はピークを過ぎていました。
ちなみに私もピークを過ぎており(当たり前か)、平地・追い風仕様になっております。
スギノな僕は憧れちゃいますよ、ホントに。
って、写真も美しいです、順番が逆になちゃってゴメンナサイです。
毎回毎回ニャーサイされてますね〜 まさしく薛さんの世界みたい…
写真を見させていただく限り、今週末でも楽しめそうな感じもしますね。天候次第ですが、行って見ようかなと思います。
クロモリ自転車のイメージを考えたらTAになりました。
決して、オールドパーツのマニアではないのですが、
それらの製品には艶やかな美しさがありますね。
>赤いワニガメさん
今週末も楽しめると思いますよ〜
鮮やかに染まった境内で素敵な時間をお過ごしくださいまし。
>Takさん
旅情派にとっては食べることも楽しみのひとつですから、色々立ち寄ってます。
ご飯も美味しく、久々に美味しい定食を食べることができましたよ。
奥武蔵の稜線はピークが過ぎていたとのことですが、
それ以上に充実感を味わいながら素敵な時間を過ごされたことと思います。
年齢的なピークについては私も同様です。
若かりし頃のようなことはできませんが、現状なりの楽しみ方で走っていきたいですね。
日本の紅葉は本当に美しいですよね。
「上とんかつ定食」もかなりうらやましいです。
私も防寒具を揃えて、冬でも走りたいと思います。
この寺の境内ではいい雰囲気を楽しむことができました。
また、グルメサイクリングに行きましょう〜
冬場は体が温まるものが良いですね。