No.8R/OPTIMUS
No.8R
モデル名  No.8R
火力  約1300kcal/h
燃料  ホワイトガソリン
収納サイズ  130×130×80mm
重量  700g
生産国  スウェーデン (VGAサイズはこちら

― 雰囲気漂うバルブホイール ―

オプティマスの弁当箱スタイルはなんだか不思議な魅力に包まれております。
シンプルな外観でありながらその中身は機能性に優れており、
ケースを開けることによって創造の世界に引き込まれていきます。

使用時のスタイル

見た目にも美しい、こだわりの8R初期型です。
1960年代の製造と思われるバルブホイールのタイプです。
8Rハンターと呼ばれる現行型とは細部に渡って仕様が異なっております。

バルブホイール

何といっても、このバルブホイールが印象的で素晴らしいです。
白い刻印と美麗な造形が芸術品のような雰囲気を漂わせています。

現行型の火力調節キーは工具を兼ねた金属レンチになっているのですが、
ずっと差したまま使っていると輻射熱で大変です。
その点、この柄の長いバルブホイールでは熱くならないので助かります。

当時の作り

この当時の遮熱板は厚みがあってクロームメッキが施されてますし、
バーナーヘッドもしっかりとした作りになっております。
また、収納時にヘッドがぐらつかないように固定する部分がケースにあります。
現行型と見比べてみると色々と差があることに気が付きます。

洒落たケース

ケースにも特徴があります。
表面には「8R MADE IN SWEDEN」の刻印がエンボス加工されておりますし、
昔のOPTIMUSのステッカーも幸いなことに程度良く残っております。

取っ手付き

また、この当時のモデルには持ち運びしやすいように取っ手が付いております。
ケースの内側にはメンテナンス用の工具が挟んであります。
塗装も現行型の塗りとは違う質感があります。

収納時のスタイル

ひと仕事終えたらこんな感じで収まりますが、
この弁当箱スタイルには道具を使ったという楽しさが残ります。

その後、70年代の中期型(太めのバルブホイール)といわれるモデルを経て、
80年代以降の現行型の8Rハンターに移っていく訳ですが、
残念なことに時代と共にコストダウンにより簡素化されております。

プレヒート中

さてと、せっかくですから点火してみましょう。

まずは予熱材によるプレヒート中です。
オプションのミニポンプを使えばプレヒートなしで点火も可能になりますが、
基本的にはプレヒートによる自圧式になります。

プレヒートは一般的な方法以外に、タンクの燃料を予熱皿に数滴垂らしたり、
ガストーチで直接バーナーヘッドを暖めている人もいるでしょう(それは昔の私か^^;)。

燃焼中

コブラバーナーではないので、燃焼音は結構大きいです。

但し、最大火力は決して強いとは言えません。
タンクのサイズからして燃焼時間も長くありません。
それでもソロ活動なら必要にして充分な能力ですし、
何より酷使に耐え得るのがこのストーブの良いところです。

8Rの名が付いたモデルが最初に出てから半世紀以上が経ちますが、
ロングセラーを続けてきたのも頼もしい道具として評価されていたからですね。

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過日、8Rの継承モデルであるハンターが生産中止になってしまいました(残念)