SVEA 123/Max Sievert
SVEA123
モデル名  SVEA 123
火力  約1,300kcal/h
燃料  ホワイトガソリン
収納サイズ  95Φ×125mm
重量  530g
生産国  スウェーデン (VGAサイズはこちら

― 「KING OF STOVE」の称号 ―

SVEAは1900年当初から1世紀以上に渡って愛されているストーブです。
現在ではオプティマスがSVEA 123Rとして販売しておりますが、
ここで紹介するのはそれ以前のモデルでMax Sievert時代に生産されていたSVEA 123です。

真鍮の輝き

このSVEA 123は1960年代に生産されたモデルと思われます。
入手時は未使用に近い状態だったもので、休日の密かな楽しみとして大切に使っております。
使い込むほどに味わいの出る真鍮製ボディの存在感は他のストーブとは全く異なるものですね

風防の刻印

当時のモデルの風防には「SVEA 123 MADE IN SWEDEN」の刻印があります。
機能には全く関係ありませんが、私のお気に入りのポイントです。

シンプルなスタイル

123Rでは火力調整のスピンドルが平行ですが、123では斜め下向きについています。
このモデルはクリーニングニードルが内蔵されていないので構造がシンプルです。
そのおかげで本体はかなりスリムに見えます。

火力調整キー

メンテナンスキーを兼ねるハンドルの形状が123Rとは異なります。
このハンドルによってニップルやスタフィングボックス等を緩めたり締めたりできます。
チェーンの仕様も異なり、細かい目になっております。

バーナーヘッド

バーナーヘッドには「SVEA MADE IN SWEDEN 9400」の刻印があります。
小振りですがなかなか勢いのある炎が出てくれます。

タンクの刻印

その他、タンクの刻印には「MADE IN SWEDEN(123RはSWEDENのみ)」とあったり、
アルミカップの取っ手のリブ有無など細かく見ていけば123Rと違う点があります。

燃料キャップ

燃料キャップには「MADE IN SWEDEN SIEVERT 15060」と記されてます。

説明書とブリッカー

ニップルを掃除するブリッカーはちょっと珍しい折りたたみ式です。
当時の説明書も残っております。

外箱

外箱はそれなりに痛んではいますが、年代物なので残っているだけで貴重です。
SVEA123Rを含めるとモデルによって色々なデザインの箱が存在していますね。
参考までに、箱には9.95$の金額が入ったシールが貼られてます。

プレヒート中

通常は自動加圧式のストーブなのでプレヒートが必要です。
私はアルコールでプレヒートを行いますが、メタやバーニングペーストでもOKです。
ウィックを巻いた状態でガソリンをニップルから下まで垂らしてプレヒートする方法なども
古い本には載っていたことがあります。

燃焼中

ブルン、ブルンブルン、ブルブルブルブル・・・・
火が安定するに従って回転数が上がり、独特の燃焼音が奏でられます。
旧型プロペラ飛行機のエンジン音にも例えられるこの音が最高です。

ちなみに、回転数と音の関係はリフティングというプロセスによるもので、
燃焼口へ上昇する燃料が酸素を取り入れる際に鳴る仕組みになっております。

1966年、Sievert社のストーブ部門はオプティマスに買収されて123も改良されましたが、
モデル名には歴史あるSVEAブランドの名前が残り、SVEA 123Rとなりました。
その後もバックパッカーを中心に美しさと信頼性の両方を兼ね備えた究極の名品として
多くの人を魅了し続けてきたのは有名な話ですね。

昨今の製品と使い勝手を比べるとたしかに趣味性が高いストーブと言えますが、
今さら天秤に掛けるものでもないでしょう。
いいじゃないですか、簡単で便利なものが必ずしも最高というわけではなく、
自分にとって愛着が持てるかどうかが大切なんですから(^^)