2006年11月22日

林道探訪 追憶編20

■豆腐を求めて(2003.10.12)

◆雨のち晴れ
朝7:00頃、目が覚めてみると家の外からは緩やかな感覚の雨音が聞えてくる。
昨晩からの雨がまだ降り続いていた。
本日は特に決まった用事もなく、二度寝を決め込んでまた布団を被る。
次に起きたのは10時過ぎであっただろうか。

お昼、ふと思い出して気になる店のチェックを始める。
それらの情報を頭の中にインプットしていた頃、窓から差し込む光が急に明るくなった。
いつしか雨も上がり、空には青空が広がり始めたのである。

その空を見て無性に出かけたくなり、
インプットした店の中から都幾川村の「とうふ工房わたなべ」を目指すことにした。

◆林道雀川上雲線
予定通り、1時間ほどで目的地であるお店付近までやってきたが、時間はまだ余裕がある。
せっかくなので林道を少し楽しむことにした。

まずは、r171〜r172と繋いで「とうふ工房わたなべ」の場所を確認した後、
r30に進路を取り、玉川村に入って雀川上雲線に向かう。
ここはBBQグループで賑わう雀川砂防ダム公園を過ぎた辺りから分岐する林道である。

blog_pic2096.JPGblog_pic2097.JPG

起点にある案内看板によると総距離4.0kmとなっていた。
入線するとしばらくは舗装路が続いており、峠を越えるとダートの表情が現れる。
数時間前まで降っていたと思われる雨のおかげで赤土っぽい路面には水気が浮いていた。

そういや、フロントガラス越しの空はまた曇ってきた。
まぁ、山の天気は変わりやすいし、ここまで来たら天気は二の次だ。
8月の盆明けに走った川上牧丘以来の林道を久しぶりに楽しもう。

幅員は徐々に広がり、見通しの良い場所に出た。
この辺りでは植林されたばかりの樹木が確認された。

blog_pic2098.JPGblog_pic2099.JPG  

さらに先に進んでいくと、路面が砂利交じりに変わってきた。
下りの角度のあるところでは雨水が流れるような轍も多少あったりしたが、
総じてフラットでとても走りやすい林道だ。

今はまだ紅葉を楽しむには暦を重ねなければならない時期であったが、
木々の種類によっては彩りある葉を添えたものもあり、
山全体が鮮やかな衣装に着替える様子に期待を覚えずにはおられない。

その余韻が冷め終わらぬうちに終点に辿り着いて舗装路に出くわす。
この林道に残されたダート部分は約2kmといったところであろうか。
  
次は赤木慈光線に向かうため、松郷峠方面に向かって右に進路を取った。

◆林道赤木慈光線
r273(西平小川線)に出てからは左折し、道を下ることになる。
ほどなくして、赤木慈光線の起点を発見する。

blog_pic2100.JPGblog_pic2101.JPG

入線してしばらくその先は集落の間を進み、分岐は右に進路を取って山を登っていく。
つい先日、完抜したこの林道は楽しみな存在であった。

途中、明るい黄色が印象的なセイタカアワダチソウが林道の脇に立ち連なっていた。
車を降りてその花を見つめていると、画像に撮ったツユムシやハナムグリの他にも
何匹かの昆虫たちに出会うことができた。
この花が終わるといよいよ冬の訪れとなるため、
彼らもこの時間を精一杯楽しんでいるのかもしれない。

blog_pic2102.JPGblog_pic2103.JPG  

さすがに新しい林道ということで整備されている印象だ。
幅員もしっかり確保されているし、法面の処理も感心させられるものであった。
垂直に立っている場所には植生もされており、見た目にも心地良さを感じることができた。
そして、そのような場所は何ヶ所かあり、その度に車を降りてはしばらく時間を費やした。

blog_pic2104.JPG
  
下り始めてからは、ほんの少しであるが周囲の山の稜線が見えたりして、
目に入ってくる景色の雰囲気が変わってくる。
ふと、前方をちょこちょこと横切る生き物がいた。急いで降りてみると「もぐら」であった。
残念ながらカメラに収めることができなかったが愛らしさのあるその出会いは嬉しかった。

約5kmほどで赤木慈光線を走り終えた。初印象はなかなか宜しい。
次回は東秩父方面との林道と絡めてさらに走り応えがあるツーリングを楽しみたいと思う。

◆林道赤木七重線〜r172(大野東松山線)
赤木慈光線から舗装路に出ることになったが、どうやらこれは赤木七重線のようだ。
右に行けばたしか館川砂防ダム方面に向かう道だったと思うが、
今回は左に折れてr172(大野東松山線)に出て、本来の目的地を目指すことにする。

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赤木七重線は舗装路であるが、樹木に覆われて光の差し込みが少なく、
ましてや充分に水を吸っているおかげで、周囲全体がしっとりとした感がある。
通行する車もなく、ゆっくりめの速度で進む。
そして、光が差し込んできたカーブを曲がった所で、突然、目の前に緑の絨毯が敷かれた。
鮮やかな茶畑に喜びを感じた。

ちょうどこの辺りは分岐点があり、右に行けば7月末に走った栗山七重線を楽しめるが、
それはまた次の機会にして今回は左に下る。

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途中、段差のある滝を眺めた。ここも前回通り過ぎた場所である。
欄干には積年の苔が蒸し、雰囲気を醸し出していた。

blog_pic2109.JPGblog_pic2108.JPG 

行き道でちらっと横目で確認して気になった明覚駅(JR八高線)に立ち寄った。
遠目には古い建造物かと思っていたら、ログハウス風の駅舎で洒落た感じがあった。
建物自体は平成元年の再建らしいが、関東の駅百選の認定駅でもあるらしい。
そして、ちょっと嬉しかったのが駅前の丸いポストである。
そういや、最近見かけなくなったなぁ・・・

◆とうふ工房わたなべ
15:00前に到着。
運良く店前の駐車場に停めれたが、行き道で通過した時には第2駐車場も多かった。
ナンバーを見る限り、結構色々な場所から訪れているようだった。

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さて、事前のネットによる調査ではなかなか評判の店らしい。
早速、試食を楽しんでみる。なるほど、たしかにコレは旨いと思わせるとうふだ。

色々と種類があって悩むが、今回はまずシンプルな味を楽しむことに決めた。
購入したのは、ときがわとうふ、おぼろ豆腐(黄大豆)、あげ棒、おからドーナツの四品。

まず、ときがわとうふ。これは本レポを書いている前日に鍋に入れてみたが、
とにかくふんわりした柔らかさに感動を覚えた。
おぼろ豆腐は私が好きなものなので、これは冷奴で食べよう。
あげ棒は試食で気に入った。これは中に味噌を挟んで焼いて食べることにしよう。
おからドーナツは揚げたてを売っており、帰りの車内に漂うほんのり甘い香りに
どれほど食べてしまおうかと思ったことか。これは家族にも好評であった。

良い店を見つけることができた。
ここなら今後の林道帰りでも立ち寄ることができるし、楽しみがまたひとつ増えた。


◆帰り道
時折、ワイパーのスイッチを入れる。
そんな天気の午後であったが、久しぶりの林道で気分は晴れやかになっていた。
もちろん、美味しい土産を手に入れたこともその理由のひとつであった。

時間はまだ16:00頃というのに、もう家の近くを走っている。
場所柄、主要道路を走る必要もないので車の流れも順調だった。

それにしても、近くに林道があるというのはありがたい。
昼から出かけてもどこかの林道を楽しむことができるのだから。
雑誌等で知られたメジャーな林道も良いが、軽く楽しむには今回のような場所が良い。

これからは紅葉の季節が始まるし、また時間を見つけてふらっと出かけてみよう。
林道はもちろん、地元の美味しい物を求める食い道楽として・・・
食い道楽とは、即ち「食しながら道を楽しむ」ことなり。


posted by きーじぇい | Comment(2) | TrackBack(0) | クルマ関連 |

この記事へのコメント
今シーズンは、とうふ工房わたなべさんで、豆腐食べずに豆乳ソフトを2回食べました。やっぱ。カロリー気づかって2回とも小さいサイズでした。今度は、大きいの食べたいなと思っているうちに、涼しくなってしまいました(笑)。
越生の藤屋さんも、好きなんですが、ここはソフト作ってないんですよね。でも、休憩小屋があるのが、うれしいです。
Posted by NARU at 2006年11月22日 23:38
藤屋さんは人気があるものは早めに無くなることがありますが、
12時や15時に訪れると美味しいものを楽しめますね。

越生だと梅林近くにも美味しい豆腐屋さんがあります。
Posted by きーじぇい at 2006年11月23日 15:29

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