
不思議なことに天気に恵まれた日に限って体調が悪くなった気がして会社を休んでしまう。
効果的な治療方法としてはサドルに跨るのが一番らしいが、そんなことする奴を「悪い大人」と言うw
SNSなどでも「悪い大人」たちが桜の追っかけ宣言をしており、私も治療に専念しなければならない。
とにかく、絶好の桜日和である。
今回は甘楽町エリアを楽しもうとデポすることにして、朝6時半に家を出て積んできたのはミニベロだ。
ロードの快適さとは別の次元でのんびり散策しながら楽しめるからね(=旅情派には最適)。


デポ地から漕いできて甘楽町の小幡地区に到着。
昔ながらの水路が残る「雄川堰」は満開となっており、期待していた状況に思わずニッコリ。
そして、古い街並みに桜が良く似合っている中で暫し一人の世界に入り込んで時間が流れていく。


水路から一旦離れて「八幡宮」のほうに行くと小高い場所になっていて桜並木が続いている。
少し登って俯瞰を楽しむのもまた一興。
天気は最高だし、開花状況と合わせてこれ以上の条件を望んだらバチが当たるわ。

再び水路沿いに戻って来た後も押し歩き。
さて、この後は「宝積寺(ほうしゃくじ)」の垂れ桜を鑑賞に行ってみよう。
3年前の春に「雄川堰」を訪れた時はスルーし、宿題を残していた気分だったからね。

んで、勾配がきつい500mほどの急坂を登って到着したら・・・
あらま、本堂工事中につきロープなどが設置されて境内は規制されているやん。
近寄れないのは仕方ないけど、咲いている状態を観れたので宿題は片付けたことにしようw

続いて「長巌寺」に移動したが、こちらには日本最大の「顔面磨崖仏(縦10m、横8m)」が存在している。
境内の右側から石段を登ってご対面〜♪
但し、仏師によるものではなく一般の方が6年掛けて彫ったものでご利益云々は・・・
まぁ、ともかく大きかったことは事実だし、顔だけの「磨崖仏」というモノを初めて目にしたので良し。

「磨崖仏」の周りには他にも色々な石像があったり、シャガがもう咲いていたり。
帰宅後に本堂裏に「天狗岩」なる岩もあったことを知り、見落としていたわ(また、新たなる宿題か?w)。
この後は「甘楽総合公園」から「楽山園」のほうに抜けたが、満開の桜だらけで素敵だった。

ランチを食べるために「富岡製糸場」辺りを周ったが、今ひとつピンと来なかったので駅側へ・・・
で、市役所裏の通りで見つけた「あんことCAFE」の名前と雰囲気に惹かれたよっと。


メニューにある「本日のランチ(950円)」は「鶏のフリカッセ or 真鯛のパン粉焼き」となっていて、
今回は真鯛を選択したが、想像以上のモノが出てきてとても美味しかった♪
また、元々あんこ屋さんということでデザートのロールケーキも小豆好きにはたまらんかった。
●あんことCAFE 群馬県富岡市富岡1489-3 Tel 0274-62-0546 11:00〜20:00 日曜定休 |
更に店主は自転車を趣味とされていてクロモリやミニベロを所有されているそうな。
そんなことを会計時にお話しさせて頂き、結果的にこのお店は当たりだったわ(^^)

ご馳走様の後、デポ地に戻りながら「三途の川」を渡ったりなんかして。
「甘楽PA付近〜上州新屋駅付近」を南北に流れる約2.5kmの河川で、以前から気になっていたのだ。
# ちなみに、「三途川」という河川は全国に3ヶ所あるらしい。

今回は南北に辿ってみたが、そんなことしなくてもR254を走れば「三途橋↑」で渡っているんだよね。
また、その橋の傍らには甘楽町指定史跡の「姥子堂」が建てられており、
お堂の中には奪衣婆(だつえば=亡者の衣服を剥ぎ取るという老婆)が祀られている。
六文銭は持っていなかったし、「悪い大人」だけど無事にこの世に戻ってくることが出来た。
ミニベロを積み込んだ後は平日の仕事車両に紛れて帰宅なり。

距離は全然走ってないけど、桜の風情とB級スポットを絡めた旅情派活動は満足しておしまい。
とりあえず、明日からはまた「良い大人」の予定・・・w
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F-20R:40.6km