今回の目的は「越生梅林」である。

梅の里越生には2万5千本を超す梅の木があるといわれている。
なかでも越生梅林は関東三大梅林の一つとして知られており、
2万平方メートルにも及ぶ敷地には樹齢600年の古木を含む1000本余りもの
梅の木が植えられている。
ちょうどこの時期は「梅まつり」が開催中であり、訪れたかったのである。
ルートは川越から鶴ヶ島を抜けて毛呂山を通っていくことにした。
そこそこ車が走る一般道であるが、今回は距離優先だ。




R407を横切って高麗川に架かる万年橋を渡る。
川角の分岐からはr39を暫く走り、その先では北上するためr30に進路を取る。
ちょうどその辺りは毛呂山から越生に変わる地点でもあった。
梅の里と呼ばれるだけのことはあってそこら一帯に梅の木が植えられており、
紅白の彩りの中、自転車を走らせていく。
気のせいか、風の中にも梅の甘い香りが溶け込んでいるようだった。
山吹大橋を渡り、一旦越生駅に向かってみることにした。
毎度のことで散策時にはついつい駅の表情が知りたくなるのだ。
遮断機の無い小さな踏切を渡り、越生駅に辿り着いてみると、
「越生梅林梅まつり 平成17年2月19日??3月21日」などの垂れ幕が見受けられ、
観光客と思しき人たちがその界隈で足を進めている。
さて、改めて「越生梅林」に向かうことにしよう。
途中、「五大尊つつじ公園」や「福寿草園」など気になる場所がいくつもあったが、
今回は時間の都合で通過することにした。
それでも、丸ポストや鳥居など目に止まれるものがあれば写真には残しおきたい。
9時20分に家を出てから2時間近く走り、ようやく「越生梅林」が見えてきた。

駐車場待ちの車が連なっており、人の数も多い。
入口近くの適当な柵に自転車を繋いで200円を払って入園する。
ちなみにここに植えられている1000本の梅の種類には
白加賀約700本、紅梅約100本、越生野梅約200本などがあり、
梅園神社に太宰府天満宮を分祀した際、
菅原道真公にちなんで梅を植えたことが起源とされている。




園内では白や紅の花が梅郷にふさわしい情景を演出し、
梅まつりの開催中とあって沢山の屋台が出たり、梅の盆栽も売られていた。
10分の1スケールのミニSLも蒸気を上げながら梅林の間を走ったりしている。
約1時間ほどここで時間を過ごしていたが、
時間が経つにつれて太陽が隠れて気温も低くなってきた。
梅の花もうまく撮れないし(単に下手糞^^;)、昼飯を食べることにしよう。
屋台で済ませても良かったが、ある店の存在を思い出し、
ここまで来たのだからとちょっと寄り道することにした。


「越生梅林」を後にして、r30を南下する。
毛呂駅近くの毛呂本郷の交差点を右折し、郵便局の前を通っていく。
そう、ここまではなんとなく覚えているのだ。
目指す店は2年半前に1度だけ立ち寄ったことがあるのだが、
あの味が忘れられなくていつかもう一度食べたいと思っていたのだ。
しかし、道がはっきり思い出せない。
あの時はカーナビを積んでいる車だったから勝手に辿り着いたが・・・
分岐が現れ、その真ん中に庚申堂があったので一枚。
適当に見当を付けて右に進路を取り、その途中で馬頭観音を一枚。
お腹が空いてきたが、相も変わらずこんな調子だった。




幾つかの分岐を勘を頼りに進んでいくとそのうち辺りは長閑な感じのする風景に。
以前訪れた時もこんな場所であったことを思い出してきた。
そして、その先にぽつんと佇む店が見えてきた(ホッ)。
ここは「おたか本店」。
名産の桂木ゆずにこだわった店で、全国で唯一の柚子入り麺製品製造元直営である。
自転車を入口付近の柱に繋いで入店すると、
柚子の爽やかな香りが伝わってきて、いかにも食欲をそそる。
前回同様、「もりうどんセット(1,050円)」を注文した。

しばらくして、目の前に出されたものは、
柚子を生地に練り込んだ麺、柚子豆腐、ゆば、かやくご飯、漬物のセットである。
黄色い麺は打ちたてでとにかくコシが強い。
そして、口の中に柚子の風味が広がり、本当に美味しい。
端から見れば、さぞかし満足げな顔をして食べていたことであろう。
●おたか本店 埼玉県毛呂山町滝ノ入624-1 Tel 049-294-7511 11:00〜18:00 月曜定休 |
さて、時計を見ると13時半。
程良い時間だ。今から帰れば15時ぐらいだろうか。
店を出た後はペダルの回転数を上げて往路と同じ道を一気に駆け抜けた。
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走行距離:97.27km
(累計距離:258.1km)
天気も心配でしたが大丈夫でしたね。
平均速度速いですねー
梅林つながりでTBします。
うーん、散策などといいつつこの速度。
これはローディーの領域では・・。
柚子うどんもおいしそう。
私もTBお返しさせて頂きますね。
来週には梅まつり終わってしまうんですが、
満開までもう一息って感じでした。
それでも、春待ちの風情を楽しむことは出来たので良かったです。
そうそう、デジタル一眼持っている人も多かったです。
キヤノンにニコンにキヤノンにニコンにキヤノンにニコン・・・
ペンタは・・・orz
>ばっちゃんさん
馬力はなく、ヘタレですよ??
今回の平均速度は走行距離を考えると私にしては上出来です。
ただ、せっかくなら100kmを越えてから自宅に戻りたかったです。
# 微妙なくやしさあり(^^;
>yashooさん
いやいや、yashooさんこそ峠越えで驚異的な平均速度ではないですか。
今回のルートは平坦な道が続いて信号の引っ掛かりも少なく、
向かい風で苦労することもありませんでしたので気持ち良く走れました。
そして、フロント50Tの恩恵でしょうか。
有名どころですね、行った事はありませんけど、
花よりだんご、「もりうどんセット」旨そうですなぁ〜
うどんは風味豊かな上に1本1本が長くて割り箸で簡単に切れません。
それだけコシが強いです(^^)