風情のある雰囲気を楽しむことができたのでレポにまとめてみようと思う。

「冠水橋」とは大雨などの増水によって水没して通行不能になる橋のことである。
ここ埼玉県では「冠水橋」と呼ばれることが多いが、
正式な用語としては「潜水橋」や「潜り橋」などが使用されているようだ。
三連休の最後の日、前夜にセットした目覚まし時計が鳴り響く。
と同時に、窓の外から唸り狂うような風音が聞えてきた。
今日は早めの出発を目論んでいたのに何たることだ。
仕方がない、さすがにこの風の中出かけるのは無理だ。
諦めて二度寝をして、その後遅い朝食を取る。
その間も恨めしく窓を見ては激しく揺れる木々の様子を眺めていた。
願いが通じたのだろうか、その1時間後に風がおさまったので、
急いで準備して自転車を漕ぎ出した。11時前のことであった。
目指すは「越辺(おっぺ)川」に掛かる幾つかの「冠水橋」である。


川越札の辻を抜けて「落合橋」に辿り着き、
渡っている最中に左に伸びる土手があったのでそちらに進路を取る。
暫く土手に続く舗装路を走りながら、時折、鮮やかな菜の花が目に留まる。
この辺りでは横風に煽られたりしたが、そこかしこに春の色が広がり、
目で楽しむことができた。
大きめの橋が見えてきたので、名前を確認すると「新橋」・・・
ん?「天神橋」のはずだが・・・
と思って、ここで地図を見てようやく間違いに気が付いた。
「越辺川」沿いのつもりが、「小畦川」沿いだったのである。
とりあえず、戻ることするがその途中にラッキーなこともあった。
先ほど通過した時は死角だったのか反対側を見ていたのか気付かなかったが、
「鎌取橋」と呼ばれる小さな橋があった。
本日、1つ目の「冠水橋」である。
「冠水橋」はその特性から当然ながら土手の内側に位置する。
従って、普段の生活の中で橋を利用するには、
土手を越えて川を渡って反対側の土手をまた越えることになる。
私も渡って反対側に出てみることした。
地図では「越辺川」沿いまでは少々の回り道となるが、それもまた一興である。

川越境の信号を右折して北上し、その先、農協前の信号を右折して東進。
ようやく「越辺川」の土手に辿り着き、上がってみるとダートであった。
短い距離ならそれでも良かったが、おそらく延々と続くのだろう。
今回は「道場橋」を渡りきって、
土手からは外れるが平行している舗装路を辿ることにした。
頃合を見て土手に向かい、それらしき道を見つけて上る。
そこで、2つ目の「冠水橋」を発見。
なかなかに趣のある「八幡橋」であった。
そういえば、関西在住時にも八幡と呼ばれる付近に
同じような橋があったのだが、単なる偶然とはいえ興味深い。




全長約65m、幅2.9mの橋である。
渡る条件としては2.0t、1.9mとあり、小休憩を兼ねて撮影している間にも
ガタゴト音を鳴らしながら3台ほどの車が通過していった。
橋の雰囲気がいかにも景色と調和しており、どこか郷愁を誘う。
付近の桜が開花すれば和の心に一層響くものがあるだろう。
この近くには出丸堰があり、爽やかな水音と白い水飛沫が印象的である。
さぁ、次なる場所に移動することにしよう。
「八幡橋」の対岸には出ずに、先ほど走ってきた舗装路に戻る。
できるだけ土手近くの道を走り、八幡緑地公園内を通り抜けると「天神橋」が見えてきた。
一旦、渡って今度は反対側の土手下から「冠水橋」を探すことにする。
町中に続く細い道をくねくね辿りながら、
土手の上に通ずる坂だけは見逃さないように走リ抜けて行った。



・・・運転者が代われば、
とか、そ〜いふ問題じゃないってば(自爆)
車重だけで、うちのより約1t重いですもんね。
運転手と荷物を換算すると、さらに+200kgぐらい・・・?(^^;
>ばっちゃんさん
時代劇の一場面が浮かんできますが、
台風などの翌日はゴミや流木などが大量に引っ掛かっているので後処理は大変でしょうね。
>TETさん
このような場所では野鳥も多く、素敵な雰囲気を味わえます。
地元の方からすると「ちゃんとした」橋のほうがありがたいんでしょうが、
先々まで残って欲しい風景の1つです。