
「水と緑のふれあいロード」には「騎西領用水コース」と「中島・黒沼用水コース」があり、
それぞれ「見沼代用水(=緑のヘルシーロード)」から分岐している。
これらと一般道を繋ぐことによって周回することができるルートとなっているのだ。
※「騎西領用水コース」
川里町から宮代町の東武動物公園まで約25.5kmなり。
※「中島・黒沼用水コース」
菖蒲町から春日部市の内牧アスレチック広場まで約16.5kmなり。
朝6:25に家を出て「大宮第二公園」に着いたのが7:05。
ここから「見沼代用水」の未走部分をトレースしながら「瓦葺伏越」まで走ってみる。


途中、風車のある場所で一度目の小休憩を取りながら、
早朝の清々しい空気を吸い込む。
この先、用水に沿って進んで、宇都宮線、引込み線の大きな陸橋、親水公園と過ぎ、
R16の下を潜れば田園風景が広がる「瓦葺伏越」に到着となった。
「大宮第二公園」から約8kmであった。
さて、ここからがもう一つの目的である「水と緑のふれあいロード」を目指して走ろう。



朝が早いせいか、自転車乗りの姿は見かけない。
一台っきりの時間が続き、自然とオーバーペース気味になる。
そんな折、遠くに紫色に彩られた場所が見えてきた。
カキツバタ(?)が見頃を迎えており、鮮やかな鮮やかな発色が印象的であった。
また、そこにはキハナショウブの花も混じっており、自然色のコントラストが美しい。
なるほど、この辺りは菖蒲町であったのである。
ほどなくして、十六間堰を通り過ぎていくが、
今回は右岸(上流から見て右、従って進路としては用水路の左側)を通っていたため、
うっかり「中島用水コース」への分岐を見過ごしてしまっていた。
いや、元から「騎西領用水コース」を最初に走る予定だったので影響は無いのだが、
まぁ、単なる気分的なものだけであった。
さて、途中から左岸に移動してどんどん進んでいく。
そして、「瓦葺伏越」から20数km走って「騎西領用水コース」への分岐に辿り着いた。



ここは「水と緑のふれあいロード」の木製ゲートがあってわかりやすい。
草が生い茂っていてあまり整備されていない雰囲気もあるが、
気持ちも新たに進んでいくことにしよう。
先ほどまで「見沼代用水」の流れを見ていたため、
どうしてもこの用水路にはこじんまりとしたイメージを持ってしまう。
まぁ、それは良いとして、
路面にはレンガが敷かれている場所が何ヶ所もあるため、少々走りにくい感がある。
そんなところでは対岸の舗装路を選びながら進んでいった。

田んぼには用水路から引かれた水が張られており、周囲の景色が写り込んでいる。
何気なく目を向けた先に、この時期ならではの楽しみを見つけることができるのだ。
R122や東北自動車道といった大きな道路を迂回しながら通過し、
今度は東北新幹線や宇都宮線をやり過ごすことになる。
ここは用水路から離れて一般道をジグザグに走る必要があるところで、
今回のルートで気になっていた1つ目のポイントであった。
ただ、実際には要らぬ心配で曲がり角ごとに案内があって迷うことなく、
「笠原沼用水路」に繋ぐことができた。
そう、ここから「水と緑のふれあいロード」は新たな用水路沿いを走ることになるのだ。




進むにつれて、徐々に用水路の幅が狭くなってきた。
どの辺で「中須用水路」になったのか未確認だったが、周囲は農作地の風景になり、
遠くには「東武動物公園」の観覧車が見えてくるようになったきた。
そろそろ「騎西領用水コース」の終点が近づいてきたのである。
その先、少し進んで終点(らしき場所)を見届け、
「東武動物公園」の前にて一枚撮ったところで前半ルートの終了である。
時刻は11:30。午前中のうちにここまで来れたのは上出来であった。
さて、後半ルートの「中島・黒沼用水コース」へ移動する必要があるのだが、
ここで気になっていた2つ目のポイントに遭遇した。
というのも、今回はこちらのサイトを参考にしていたので、
「東武動物公園」からは「ふるさと歩道」を走ってみようと思っていたのだが、
その案内が見当たらないのだ(^^;
まぁ、それほどアテにしていた訳でもなくやっぱりという感じだったので、
方角だけ頭に入れて適当に道を選びながら進んでいく。
地図や自分の勘を頼りに走るのはいつものことだし、それが私の楽しみ方でもある。
そのうち隼人堀川に出くわしたので、後は問題ない。
もう少し南下して大通りに出てから地図を開いて現在地を確認した。

「内牧アスレチック公園」はすぐ近くにあったが、
どうせなら「黒沼用水路」の出来るだけ端から走りたかったので、
栄町まで走って二丁目にてそれらしき場所を見つけて再出発となった。
で、そのまま「内牧サイクリングロード」に入ることになり、先に進んでいく。
途中の「内牧アスレチック公園」にて持参していたパンで昼食を取り、
貴重な自販機で水筒への補給を行っておく。




蛇行するようなコースを進んでいくと分岐が現れた。
今回は「黒沼用水路」沿いに進路を取る。
ここから「水と緑のふれあいロード」の「中島・黒沼用水コース」となっているようだ。
気温は上昇していたが、こちらは距離が短いので気分的に楽な面があり、
路面に埋め込まれた1kmごとのプレートが走行の目安となっていた。
r78を渡る時に丁度コンビニがあったので栄養補給する。
(白岡町役場付近、内牧方面から約6km/見沼代用水方面から約10kmの地点)
東北自動車道、宇都宮線、東北新幹線を過ぎて、記念碑の前で一枚。
その先のr3を渡る場所(樋ノ口付近)ではちょっと迂回幅が大きくなるが、
まぁ問題ないだろう。
R122を渡る前には「道のオアシス 菖蒲」にてひと休みし、
その後は「中島用水路」に沿って、終点に向けて一気にペースが上がった。

そして、しらさぎ公園を抜けた先にある終点(写真では起点)に辿り着いた。
時刻は12:40。いい時間で走り終えることができた。
# 尚、ここには「騎西領用水コース」のようなゲートは無いので、
# 最初に対岸を走っている時に気がつかなかったのは無理もなかった。
あとは、往路で走ってきた道を戻るだけだ。
向かい風と対峙しながらペダルを漕いで残りの距離を減らしていく。
お昼になって「見沼代用水」沿いには多くの自転車乗りが現れた。
ポタリングを楽しむ仲間やトレーニングらしき孤高のローディー・・・
釣竿積んだおじさんや学校帰りの学生さんに子連れなママさんの姿も・・・
皆さん、暑い中お疲れ様です!!
-----
走行距離:139.02km
(累計距離:1057.2km)
写真を見るだけで羨ましいです。
僕のところは海沿いなので行ける方向が180度に限定されてしまいます。
のんびりと草木に囲まれて走りたいなぁ…
私の場合はおいそれと海には向かえませんが、
鹿之助さんの脚をもってすれば田園広がる郊外を訪ねるのは余裕でしょう?(^^)
心のどこかで郷愁を誘う風景を欲しているのかもしれません。
田んぼや用水路って幼き頃の遊び場でしたね。
みずかまきり、タイコウチ、カブトエビなど捕まえたりしてましたが、
そういや、それらの生き物を最後には見たのはいつだったんだろう?