春の訪れはもう間もなく、七十二候でいうところの「桃始笑(ももはじめてわらう)」の時期となった。
桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃を表す短い言葉だが、「四季の標」として素敵な言い回しである。
暦的には二十四節気のほうが馴染みあるけどね(七十二候は二十四節気を更に三つに分割)。
ちなみに、「桃始笑」の次は「菜虫化蝶」「雀始巣」「桜始開」「雷乃発声」「玄鳥至」・・・と続いていく。
余談であるが、私の場合は季節に関係なく「腿度々笑(ももたびたびプルプル)」ってことで。
さて、こんな書き出しをしてみたものの・・・
うちのすぐ近所の花桃は開花まであと数日といった感じで本日のメインにはなり得ず。
なので、適当に走りに行こう。
但し、この日も早めに帰還する必要があるためそんなに遠くには行けない。
走る範囲としては越生辺りまでがちょうど良いか。
到着した時点ではまだ灰色の雲(帰路途中に青空が広がってきたけど)に覆われていたし、
見頃となった梅を観ながらさくっとひと回りして引き返した。
ただそれだけ・・・
小江戸に戻ってきて、つい最近「札ノ辻」付近にオープンした「悦之蔵(よろこびのくら)」に寄り道。
こちらでは今川焼とうどんが頂けるのだが、まだ10時台だったので11時半からのうどんは食べれず。
今川焼については、抹茶生地のやつは焼けていなかったので「プレーンの季節あん(140円)」を購入。
●悦之蔵 埼玉県川越市元町1-14-17 Tel 049-222-1667 (今川焼)10:00〜18:00 (うどん)11:30〜17:00 月曜定休 |
この時期の季節あんは"黒ゴマ"だった。
焼き印が個性的で、中身の種類によって違っているのが面白い。
さて、家路に向かう途中、どっかに桃の木が無かったかなぁと頭に浮かんだのが「川越八幡宮」だ。
・・・って、御神木のしだれ桃はやっぱり咲いていなかったけど。
古来より桃は魔除けの果実として崇められているとのことで「厄除桃(桃神様)」が祀られていたり、
「ぐち聞きさま」や「目の神様」がおられたり、他には足腰健康を願ったり、恋愛の成就を願ったり、
色々なご利益を賜るパワースポットになっている。
ところで、帰宅の制限時間にはまだまだ余裕があるため、「フォー タカハシ」にも寄っていこう。
今年の一月半ば、以前「ピケニケ」があった場所にオープンしていたフォー専門店である。
女性店主によるシンプルナチュラルな店内。
そんな中でメニューから選んだのは「チキンと野菜のフォー(880円)」だが、フォーって不思議だよね。
最初のひと口ふた口は淡泊な感じなのに食べ進めていくうちに味わい深くなってくるというか。
更に、こちらで提供されるフォーはパクチーの下に隠れている野菜の種類がとにかく豊富で嬉しい♪
●フォー タカハシ 埼玉県川越市仙波町1-5-38 ムラセビル1F Tel 070-4108-0311 11:00〜15:30 火曜定休 |
途中でレモンや柚子こしょうのカスタマイズを楽しみながら美味しく頂きご馳走様(^^)
変則的にお休みされる時もあるので、状況はtwitterなどで確認されたし(4月から営業時間変更らしい)。
お店を出た後はそろそろ帰んなきゃと漕ぐが、咲き始めた彼岸桜が目に入れば立ち止まざるを得ない。
気温が急上昇して季節をワープしたような日があったりして桜たちも焦ったのだろうか。
もう少ししたら、桜ハンターと呼ばれるサイクリストたちの動きも活発になって忙しくなるね。
ふじみ野エリアの河津桜は満開モード。
そんなこんなで、立ち止まってばかりの旅情派活動はおしまい。
# 寄り道は楽しいけど、それに掛ける時間を真面目に走る事に置き換えたらどれだけ距離を稼げるかw
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