
中央線沿いを利用して出掛ける用事があり、せっかくの機会なので寄り道して「井の頭自然文化園」に行ってみることにした。
そんなわけで、初めて吉祥寺駅に降りてみたのである。

「井の頭自然文化園」は動物園(本園)と水生物園(分園)に分かれているが、400円の入園料でどちらも利用可ね。
9時40分頃に到着して、まずは水生物園から入ってみることにしよう。
こちらを先に選んだのには理由があってね。

というのも、10時になったら入ってすぐの大きな水槽で飼われているカイツブリに餌をやるそうで、
潜って小魚を追い掛けて捕らえるところが見れたりなんかして。
で、カメさんも同じ場所で泳いでいて、更にこの水槽内にはヤマセミも居たりなんかして。

普段は水槽の上の暗い部分に居ることが多いらしく、確かに今回も最初は写真を撮るには条件が厳しかったが、
カイツブリの餌時間になると飼育員さんがやってきてヤマセミも降りて来たわ。
すっかり慣れて自分にも餌がもらえるとわかっているんだね(早よくれ〜って感じで催促していたし、手渡しで貰っていた)。

おかげで明るい照明下でヤマセミを観察出来た。
ホントは自然のフィールドで出会えたら最高なんだけど、それは難易度が高いからね。
尚、この個体はあきる野で弱っていた幼鳥が保護されたもので、日本で唯一?ヤマセミが展示されている場所だそうな。


続いて、道路を隔てて300mほど離れた動物園(本園)に移動。
しとしと降っていたので傘を差しながらの撮影となったけど、雨降る動物園の雰囲気は嫌いじゃない。
さて、ここの動物園といえば思い浮かぶのはやっぱり「象のはな子」さんだよね。
今もゾウ舎は空のまま残されているが、なんだか切ない気持ちになり生存しているうちに訪れるべきだった・・・

フェネックの寝姿が可愛過ぎる。
3つの檻があってそれぞれが添うように寝ていたけど、なんか癒されるわぁ。


途中、何かきになったのか起き上がってくれたやつも居たけど、すぐにまた横になっておやすみなさい。
ちなみに、ネコ目イヌ科キツネ属に分類されて、イヌ科の仲間では最小サイズ。
尚、ペットとして飼えるものの、維持費高い、煩い、臭い、懐かない、夜行性・・・等と結構大変みたいw

んで、こちらはホンドギツネ。
猛獣系が居ない動物園ではあるが、水生物園と共に街中にあってなんか落ち着くな。



「リスの小径」では放し飼いのケージに入ることが出来て、二ホンリスが素早く動き回っている。
さすがに傘差しながら動体を追い掛けるのは大変だし、他の人の迷惑にもなるので数枚撮っただけ。
そうそう、こちらがじっとしていたら足元からよじ登ってくるので注意が必要w

自然の中で撮りたいと思うようになって最近は小鳥たちもまじまじと見てしまう。
とにかく種類を覚えることから始めなければならないが、果たして実際に野外の離れた場所で見つけたり判別出来るだろうか。
この後は中央線に戻って本来の目的の場所に向かって、雨の土曜日の時間が流れていった。